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排水管トラブルが発生する原因と予防法、解消法を中心に、
排水管トラブルに関するお役立ち情報を解説します。
私たち水コネクトは、日々、多くのお客様からさまざまなご依頼に応えて、悩みの種となっている水回りのトラブルを解決しています。
中でもよくご相談いただく内容のひとつが、「排水管のトラブル」です。
普通の方は、排水管を日ごろ使ってはいても、排水管のことを真剣に考える機会はなかなかないと思います。しかし、トラブルの原因を知っておけば、目も当てられないような大惨事にいたることを防げます。
本記事では、排水管トラブルが発生する原因と予防法、解消法を中心に、排水管トラブルに関するお役立ち情報を水トラブルのプロの目線から解説したいと思います。
排水管トラブルの事例・原因
予防法・解消法を徹底解説
排水管トラブルの事例・原因
予防法・解消法を徹底解説
ご家庭の排水管で起こりやすいトラブルといえば、まず、「つまり」と「水漏れ」の2つが挙げられます。
排水管が詰まってしまうと、日常生活でさまざまな不便を感じることになります。
当然ですが、排水管が詰まると、水の流れが悪くなってしまいます。
排水管が詰まっているということは、排水管の途中で何かが堆積しており、その部分を通ることができる水の量を減らしてしまっているということです。
この堆積は、次第にその規模を拡大し、最終的には排水管を完全に閉塞させてしまいます。そこまでいってしまうと、まったく水を流せなくなってしまいます。
排水管に水が流れなくなると、生活排水を下水まで流すことができなくなってしまうことになるため、生活のさまざまな場面で不便を強いられることになります。
排水管が詰まる原因はさまざまなものがあり、排水が発生する場所ごとに主な原因は異なります。
排水管が詰まると、排水口から異臭が発生し、排水口に近い場所を中心に異臭が漂ってくることになります。
流したばかりの排水そのものはそこまで臭いませんが、上にも書いた通り、詰まっている排水管の内部には汚れが蓄積していますから、不快な臭いを発生するわけです。
通常、排水管の途中には「排水トラップ」と呼ばれる構造があり、これにより排水管から発生する異臭が排水口側に逆流するのを防いでくれています。
しかし、その構造より手前(排水口側)で排水管が詰まってしまうと、逆流してくる異臭を遮断することができなくなるため、排水口から異臭が漂ってきてしまうのです。
この状態を放置すると、次第に異臭のキツさが増していき、排水口から遠くの部屋にまで異臭が漂うような事態にまで発展してしまう可能性もあります。
排水管が詰まると、排水管の劣化が進む可能性が高くなります。
素材にもよりますが、一般的に排水管の耐用年数は短くても10年以上は保つとされています。
しかし、排水管が詰まると、排水管内の環境(pH値など)が変化し、排水管の素材との相性次第では著しく劣化が進んでしまうのです。
この状態を放置すると、通常よりも早く排水管の劣化が進み、通常よりも早い段階で排水管が破損してしまう可能性が高まります。
その結果、起こりやすいのが、次に説明する「排水管の水漏れ」です。
排水管に水漏れが発生している場合、早めに対処しないと大きなトラブルに発展してしまうことがあります。
屋内の排水管に水漏れが起こっていると、具体的には、その個所の水濡れと、屋内の湿度増加というデメリットが発生します。
例えば、台所のシンク下のスペースにある排水管で水漏れが発生すると、周囲に置いている物が水に濡れ、木製部品は腐り、金属部品は錆びてしまいます。
周囲の湿度も高まりますから、カビや害虫も発生しやすくなります。
害虫の多くは湿度の高さを好みます。シロアリや、シロアリを狙う肉食の害虫が屋内に侵入し、それが繁殖して、虫害に苦しめられる事態に至ります。
とくに「集合住宅の2階以上」に住んでいる場合では、排水管の水漏れによって階下の住人に迷惑をかける可能性があります。
あるお客様の事例ですが、アパート2階に住んでいて、洗面所下の排水管で水漏れが発生していたことに気づかず、階下の住人から管理会社にクレームが入って初めて水漏れに気がついたそうです。
多くの場合、排水管は密閉空間に位置していますので、水漏れで溜まった水はなかなか蒸発しません。床の隙間から階下に染み出して、雨漏りのような状況を引き起こします。
集合住宅で水漏れを起こしてしまうと、近隣住人とトラブルに発展し、それが原因で人間関係や管理会社からの印象が悪くなってしまいます。最悪の場合、居心地が悪くなって引っ越しを余儀なくされてしまうかもしれません。
水漏れを甘く見るべきではありません。
それでも、ただの「水漏れ」のレベルで済んでいる間はまだマシです。
排水管の水漏れを放置していると、水漏れの規模がどんどん大きくなり、最終的には大惨事に発展する可能性もあります。
水漏れを起こしているということは、その原因が必ず存在しています。原因を解消するような対策を講じなければ、自然に水漏れが直ることはありません。
水漏れの症状は、放置すると次第に進行していき、漏れる水量が多くなり、水道管の破損の規模はさらに大きくなります。
いうまでもなく、「水漏れを起こしている」という状態は正常とは言えません。
どこで排水管の水漏れが発生しているかにもよりますが、周辺に少なからず悪影響を及ぼすことになるでしょう。
「つまり」も「水漏れ」も、生活に悪影響を及ぼす可能性がきわめて高いです。
排水管トラブルの事例・原因
予防法・解消法を徹底解説
排水管のトラブルを詳しく解説する前に、排水管はどんな構造になっていて、どんな仕組みがあるのか、軽く勉強しておきましょう。
一般的なご家庭の排水管は、建物の下で一本につながっており、建物の外に出ていく構造になっています。
一般的に、排水管には高低差があります。川の水のように下流に向かって流れていくわけですね。
ご家庭に水を供給する「給水管」には、上流側から圧力がかかっているため、上方向に水を流すこともできますが、排水管の場合は、排水自体に継続的な圧力がかかっているわけではありません。そこで高低差を利用して排水を流すという構造になっているわけです。
排水管がつまりを起こす原因のひとつは、この構造にあります。
給水管のように継続的に圧力がかからないため、圧力による自然回復が起きにくい構造が、つまりを起こすのです。
一般的に、ご家庭の排水管は、公共の下水管に合流する前に、「排水桝」と呼ばれる構造を経由します。
ご家庭の敷地内のどこかに、小型のマンホールのような蓋があることにお気づきでしょうか。排水管の状態を確認してメンテナンスを行うための入口にもなるのですが、そこに排水桝があります。
排水桝は「排水管の曲がり角」に設けられているケースが多いです。曲がり角というのは異物が堆積しやすいため、排水桝の底に異物を沈殿させ、排水管のつまりを防ぐ構造になっているわけです。
排水桝自体も、次のようなトラブルを起こすことがあります。
・排水桝を異物が通過してしまう
・排水桝に大量の異物が詰まってしまう
・排水桝に木の根などが入り込んでしまう
ほとんどの方はご存じないと思いますが、一般的には排水管に関係する工事は個人で行うことはできません。建物などの条件によって、設置する排水管の種類などは厳格に決められています。
一部の排水管工事を除き、下水道への排水管工事は、個人で勝手に工事することが法律で禁止されています。基本的に、自治体に申請を行って受理された工事店が、自治体の指定のもとに着工する決まりになっているのです。
また、排水管の太さや勾配などは、排水人口や排水面積といった条件で厳格に決められており、工事店はこれらに則って排水管工事を行います。
かりに、排水管関連の決まりを守って排水管工事を行っても、排水管トラブルは起こり得るものであり、排水管トラブルの原因は、必ずしも排水管工事の問題とは断定できません。
次に、排水管の仕組みについてみていきましょう。
排水管には、異臭の逆流などを防ぐためのさまざまな仕組みがあります。
試しに、ちょっと排水口に鼻を近づけてみてください。そこまでキツい臭いは感じられないはずです。
その理由は「トラップ」にあります。
排水管の途中には、排水管内部の異臭が排水口側に逆流しないように「水の蓋」のような構造があります。この「水の蓋」は、「サイフォン式トラップ」と「非サイフォン式トラップ」の2種類があります。さらにそれぞれ2種類ずつ、合計4種類のトラップがあり、そのいずれかが各排水管の途中に設置されています。
「サイフォン式トラップ」は、サイフォンの原理を利用することで自浄作用があり、「S字型」と「P字型」の2種類があります。
・S字型サイフォン式トラップ:排水管を下方向に逃がす構造、トイレや洗面台に多く用いられる
・P字型サイフォン式トラップ:排水管を横方向に逃がす構造、広くさまざまな排水管に用いられる
次に「非サイフォン式トラップ」ですが、これは容器内に水を溜める構造となっています。
「椀型トラップ」と「ドラム式トラップ」の2種類があり、サイフォン式トラップと比べると、蓋の構造が破綻しにくくなっていますが、自浄作用がないなどのデメリットもあります。
・椀型(ベル)トラップ:排水部に椀型の蓋をかぶせている構造、椀が外れると機能しな
・ドラム式トラップ:水の蓋がドラム式(胴状)になっている、破綻しにくいが自浄作用がない
よくできた仕組みの排水管は、住人に見えないところでしっかりと機能しています。
排水管トラブルの事例・原因
予防法・解消法を徹底解説
排水管トラブルがどのご家庭でも起こり得ることです。
なぜ排水管トラブルが発生するのか、「排水管のつまり」と「排水管の水漏れ」という二つの発生原因について解説します。
排水管が詰まる原因は、排水の中に含まれている異物です。
こまめなメンテナンスを怠ってしまうと、排水管が詰まるリスクは高まります。
排水管が詰まってしまう最も大きな原因は、「異物」が蓄積してしまうことです。
<キッチンの排水管のつまりの原因>
・洗剤
・油
・食べ物のカス
<洗面所の排水管のつまりの原因>
・毛髪やヒゲ
・石鹸
<洗濯機の排水管のつまりの原因>
・糸くず
・毛髪
・洗剤カス
・カビ
<浴室の排水管のつまりの原因>
・毛髪
・皮脂や垢
・カビ
各排水口には、基本的にフィルターのような構造があり、通常の異物はシャットアウトしていますが、それでも、わずかな異物がフィルターを通過して、排水管の奥に侵入しています。
そうした異物が排水管の途中で停滞し、徐々に堆積して、排水管を詰まらせてしまうわけです。
排水管が詰まる原因は、排水管の構造も少なからず関係しています。
排水管の内部には多少の勾配はありますが、異物の付着を防ぐことができるほどではありません。
さらに、ご普通のご家庭では常時水を排水しつづけることはありませんから、ほとんどの時間は排水管内部に圧力がかかっていません。
常に下流に向かって圧力がかかり続けていたら、異物が付着することを防ぐこともできるでしょうけれども、実際には圧力がかかっていない時間がほとんどなので、どうしても付着を防ぐことができないわけです。
このように、排水管の構造は内部に異物の付着を防ぐことができない仕組みにはなっていません。基本的には、徐々に異物が堆積するのを許してしまう構造になっているのです。
排水管が詰まってしまう直接の原因は、上に書いた通りです。
しかし、よりリスクを高めてしまうのは「メンテナンスせずに放置してしまう」ことです。
排水管は、液体パイプクリーナーを定期的に使用するなど手軽にメンテナンスできるものです。
排水管に詰まる異物は油脂性のものが多いので、シンクにお湯を貯めて、熱と水圧で押し流すのもいいでしょう。
市販の薬剤などを使用する方法は、1回行っただけではあまり高いメンテナンス効果はありませんが、定期的に行えば、排水管の状態をかなり良い状態に保つことができます。
こうしたメンテナンスを怠ると、排水管の状態は徐々に悪化し、つまりを起こす状態にまで発展してしまうことになります。
水道設備ごとのメンテナンス方法については本記事後半で解説します。
排水管にも、つまりが起こりやすいものとそうでないものがあります。トラブルが起こりやすい排水管にはどのような特徴があるのでしょうか。
まず、マンションに比べて一戸建ての排水管はつまりやすい傾向にあります。
その理由は、一戸建てでは横向きの配管が多く、勾配がゆるやかなため、汚れが付着しやすいからです。
特に敷地が広い一戸建てでは横向きの管が長くなります。
また狭い敷地の場合であっても、配管が複雑になり、余裕を持った勾配が取れなくなることがあります。
いずれの場合も汚れが溜まりやすくなり、つまりが起きやすいのです。
一戸建てでは、地中に埋設されている排水管に庭木の根が侵入し、詰まりや破損を引き起こすことがあります。
排水管内を栄養分や水分があるものが流れるため、木の根が引き寄せられるのです。
また、築年数が古い建物では排水管自体が経年劣化している可能性が高いでしょう。
管の内側にサビや水アカが蓄積しているため詰まりやすくなります。
また、排水管の曲がり角では汚れや異物が溜まりやすく、詰まりやすくなります。
キッチンや洗濯機の排水パイプに使われる蛇腹ホースも長すぎると、湾曲部分に汚れが溜まりやすくなりますが、それも同じ現象です。
また排水管は繋ぎ目部分が劣化して隙間ができ、そこに汚れが詰まることがあります。
洗面台の排水パイプはトイレの排水管より細いので、小さな固形物や髪の毛、ホコリなどが溜まりやすく、思った以上につまりが発生しやすいでしょう。
昨今は「節水トイレ」が人気です。
これは、環境負荷を考慮して、従来のトイレと比べて洗浄時に使用する水の量を削減し、水の使用量を抑えられるトイレです。
従来トイレでは1回あたり6~12リットルほどの水を流しますが、節水トイレでは4.8リットル以下の水量しか使いません。
こうしたトイレでは洗浄水量が少ないため、排水管が長すぎたり勾配が少なすぎたりすると、汚物が途中で詰まってしまうことがあります。
特に、リフォームでトイレの位置を移動した場合は、横向き配管が長くなり、詰まりやすくなる可能性があります。
また、排水管には通気管というものが接続されています。
通気管は排水管内を空気が通るための経路で、悪臭の逆流を防いだり、排水管内の圧力を調整してスムーズな排水を促したりするものです。
排水管を水が流れると、管内の空気が排水とともに流れていきます。
通気管は、排水管内の空気がうまく逃げずに圧力が高まり、ゴボゴボという音が発生したり、排水の流れが悪くなったりすることを防ぎます。
構造や配管ルートの問題で通気管が機能していないと、排水管がつまりやすくなることがあります。
排水管が水漏れを起こしてしまう原因には、「排水管の劣化や不具合の発生」もあります。
排水管が劣化すると、劣化した箇所を中心に水漏れが発生する可能性が高くなります。
あくまでも人工のものですから、何らかの理由で劣化を起こし、果たすべき機能を果たせなくなってしまうことは十分に起こり得ます。
例えば、長年使用すれば「経年劣化」も起こります。
ただし、排水管の耐用年数は10年以上といわれています。10年も経たないうちに劣化して水漏れを起こしてしまう場合は、排水管内部に蓄積した異物によるpH値変化など、排水管内部の環境変化による劣化が原因だと考えられます。
劣化を起こしてしまった場合は、パイプクリーナーなどでいくらメンテナンスしても、もはや焼け石に水という状態。より本格的なメンテナンス(排水管のパイプ交換など)が必要です。
排水管のつまりそのものについてはすでに説明しましたが、つまりが原因となって排水管が水漏れを起こすケースというものもあります。
排水管が詰まっているということは、排水がスムーズに流れないということです。
その結果、排水管が水圧に耐えられなくなり、接合部からの水漏れやひび割れからの水漏れを引き起こしやすくなってしまいます。
すでに排水管の劣化が進んでいるような場合は、こうした条件が合わさることで、水漏れのリスクがさらに高まります。
排水管自体には問題がなくても、、「排水管の接合部」に問題があれば、そこから水漏れが発生する可能性があります。
排水管というものは1本の長いパイプではなく、複数本をつなげて下水までのルートを確保しているものです。
パイプ同士をつないでいる箇所は、水漏れが起きないようにナットでしっかりと接合していますが、地震の振動や排水管のつまりによる負荷などが原因となって、接合部が緩んでしまうことがあります。
排水管の施工ミスも原因になります。
排水管自体が劣化していなくても、接合部のゆるみは発生しますので、排水管のつまりが原因の水漏れと同じように、本来の耐用年数よりも早く水漏れが起こってしまうケースがあるのです。
排水管設置から長年経過していたら、トラブルが起きていなくても業者へのメンテナンス依頼をおすすめします。
排水管トラブルの事例・原因
予防法・解消法を徹底解説
排水管トラブルが起きると、生活に悪影響を及ぼしてしまいます。
有効な予防法を実践し、そのようなリスクを抑えましょう。
排水管が詰まらないようにするには、「排水管内にいかに異物を堆積させないようにするか」という予防が重要なポイントです。
排水管が詰まらないように予防するためには、簡単にいえば、原因となる「異物を排水口に流さない」ことです。
水を流すだけで排水管が詰まることは考えられません。排水と一緒に流れていく異物が排水管内部に堆積するとつまりが発生するのです。
フィルターなどを活用して、排水口で異物をシャットアウトし、排水管に流れていかないように工夫することが重要です。
もちろん、フィルターを通過してしまう細かな異物まで完全にシャットアウトすることは難しいでしょうけれども、できうる限り異物を流さない努力をすれば、排水管がつまりを起こすリスクは軽減できます。
大きな異物は排水管の途中で詰まるリスクが高いので、フィルターを外した状態で排水口に物を落とさないように注意しましょう。
こまめにメンテナンスを実施することによりつまりの予防が可能です。
日頃の日常的なメンテナンスとしては、次のようなものがあります。
・お湯を貯めてから一気に排水口に流す
・重曹+お酢を排水口に流す
・薬剤のパイプクリーナーを排水口に流す
市販のパイプクリーナーには高い洗浄効果がありますので、排水管内部の髪の毛や油性の異物をしっかりと溶かし、排水管のつまりを解消してくれます。
値段も数回分使えて数百円ぐらいですから、排水管がつまりかけた時に最悪の事態を回避するために、ぜひ常備していただきたいと思います。
ただし、薬剤は皮膚や眼に付着したり、口内に入ったりすると健康を害する恐れがありますので、細心の注意を払って使用し、万が一のときには取扱説明表示を確認して早目に医療機関を受診してください。
水道設備ごとのメンテナンス方法については本記事後半で解説します。
状態が悪くなる前の対処を心がけ、「排水管の状態を確認し、異常があれば見逃さない」という気持ちが大切です。
例えば、以下のような症状を確認したら、排水管がつまりかけていることを疑いましょう。
・排水が流れにくくなっている
・排水口から異臭がする
・排水管から異音が聞こえる
日頃注意して排水口や排水管をチェックして、このような兆候を見逃さないようにしましょう。
決して難しいことではありません。異常を感じたら放置せずに早めに対処するようにしましょう。
排水管が水漏れを起こさないように予防するためには、「つまりの原因を作らないこと」「接合部の異常を放置しないこと」です。
排水管が水漏れを起こさないようにするためには、「排水管が詰まるのを防ぐ」ことが有効な手段となります。
排水管が詰まると、排水の流れが滞り、排水管に余計な負荷をかけることになります。
負荷がかかると排水管や接合部が劣化し、水漏れのリスクが高まります。
日ごろから排水管に異物が流れるのを防ぎ、こまめにパイプクリーナーなどを使用してメンテナンスを行うと、排水管の劣化リスクが軽減し、排水管が水漏れを起こすのを防げます。
排水管が水漏れを起こさないようにするためには、できるだけこまめに接合部の状態を確認し、必要に応じて適切な対処ができる体制を整えることをおすすめします。
排水管接合部はナットなどで固定していますが、経年劣化や地震などの影響で緩んでしまい、そこから水漏れを起こしてしまう可能性があります。ナットの緩み程度であれば、DIYが得意ではない人でも、工具さえあれば簡単に修繕できるでしょう。
自宅にある排水管すべての接合部を確認するのは大変かもしれませんが、シンク下など手軽に目視確認できる箇所は日頃からこまめにチェックしておけば、水漏れリスクを少しでも減らすことにつながります。
排水管接合部は、いつでも確認できるように付近に余計なものを置かないようにしておくことをおすすめします。
排水管接合部は、特に「大きな地震があった後は必ず確認しておく」ことをおすすめします。
地震などの大きな衝撃は、排水管の接合部が緩んでしまう主原因です。
日本は地震の多く、まったく地震の心配がないという地域は少ないでしょう。小型の地震であればまだしも、大型の地震が発生した際には、排水管接合部の緩みを確認してください。
小さな地震でも、目に見えない排水管には大きな力がかかっているかもしれません。必ず地震発生後の排水管の状態チェックを怠らないようにしましょう。
パイプクリーナー(薬剤)は、お近くのスーパーやホームセンター、ドラッグストアで売っていますが、もしなければネット通販でも購入できます。
排水管トラブルの事例・原因
予防法・解消法を徹底解説
排水管などでつまりが起こってしまうと高圧洗浄や専用工具を使った作業が必要です。
日頃から、こまめに掃除しておくと排水パイプの分解掃除も楽にできますので、休みの日などに徹底的に掃除してみてはいかがでしょうか。
まずキッチン排水口のメンテナンス法を解説します。
キッチン排水口は、下図のような構造になっています。
これらをしっかりメンテナンスしていきましょう。
【用意する道具】スポンジ、使い古した歯ブラシ、ゴム手袋、重曹、クエン酸、アルコール
過炭酸ナトリウム排水口の中には、キッチンを使うたびに生ごみ、油汚れ、すすぎ残した洗剤などがたまっていきます。ぬめる感じが苦手で掃除をしない人もいるようですね。
ヘドロのようなこのぬめりの正体は、繁殖した雑菌。放置するとさらに繁殖して排水口から悪臭がしたり、コバエを発生させます。何かの拍子に雑菌が食材に付着すると、食中毒を引き起こす恐れもあります。
このイヤなぬめりは、重曹やクエン酸、せっけんやアルコールなどを使って落としましょう。
手順としては、ゴム手袋をして、ふた、ゴムふた、ごみ受けを取り出し、重曹の粉末を振りかけ、使い古した歯ブラシでこすりながら取り除いていきます。汚れが取れたら、しっかり水ですすぎます。
ぬめり取りは毎日行うことをおすすめします。
【用意する道具】スポンジ、使い古した歯ブラシ、ゴム手袋、重曹
排水口のさらに下にある排水トラップにも汚れは溜まっています。これらは排水口から来る臭いを防ぐ役割があり、お椀型をしているのはそのためです。排水トラップは固定されていますが、回すと外せます。
排水トラップにもぬめりが付いていますから、重曹の粉末を振りかけ、スポンジで落とします。細かいところは歯ブラシを使いましょう。洗い終わったら、排水トラップとごみ受け皿を元に戻します。
ここまで掃除したら、桶などに熱湯をためて過炭酸ナトリウムを入れ、ふた・ゴムふた・ごみ受け・排水トラップをつけ置きして除菌しましょう。除菌を行うのは週1回程度でいいでしょう。
【用意する道具】ゴム手袋、ラップ、輪ゴム、過炭酸ナトリウム
排水トラップのさらに下に排水ホースがあります。ここまで掃除をしたことがある人は少ないかもしれません。
排水トラップまでを取り外しておき、排水トラップが覆っていた穴をラップで塞ぎ、輪ゴムで止めてお湯をためられるようにしてください。
そして過炭酸ナトリウム小さじ1を入れ、排水口の縁まで熱湯をためます。発泡が落ち着くと、汚れが浮いてきますので、そのまま一晩置いておきましょう。翌朝、ラップを外して水を流し、完了です。
この掃除は週1回ほど行うのがおすすめです。
【用意する道具】台所用洗剤、歯ブラシ
排水ホースも、外してお手入れできます。
手順としては、水が途中で漏れないようにシンクの水を完全に流しておき、シンク下の手前にパネルが留められている場合はパネルを外します。ナットをゆるめて、ホースを外します(ホースごと回転するタイプもあります)。
台所用中性洗剤を薄めた液体の中に外したホースを入れ、歯ブラシでホースの内側のひだ部分にたまった汚れなどを落とします。ホースが古くなっていたら交換しましょう。
その後は元に戻し、水を流して、水漏れがないことを確認してください。
次に食器洗い乾燥機のメンテナンス法を解説します。
食洗機内部には次のような汚れが付着しています。
【油汚れ】食器に付着している油分が、洗剤で分解できず、残ったものです。多少の油汚れは運転しているうちに流れていくので、それほど神経質になることはないでしょう。油汚れの多い日は、洗剤量を増やすと残る油分を減らせます。
【水あか】水あかの主成分は石灰で、水に含まれるミネラル分が固まったものです。、放っておくと庫内に白い汚れが蓄積してしまいます。
【黒カビ】部品の陰などに黒カビが発生することがあります。庫内が温かく、水滴が残った状態で長時間放置することにより発生します。
【洗剤カス】ヘドロ状の汚れは、溶け切らなかった洗剤カスです。洗浄水の温度が低かったり、食洗機専用ではない洗剤を使った場合などにこうしたカスがたまります。
【用意する道具】やわらかいふきん、専用クリーナー、綿棒、ゴム手袋、クエン酸、取扱説明書
食器洗い乾燥機のメンテナンスは、基本的にはメーカーの取扱説明書に記載されていますが、共通となる手順を解説します。実施前には必ず電源を切り、運転終了後30分以上経って庫内が冷えていることを確認してください。
食洗機を使用した後は、かご、回転ノズル、タワーノズル、残菜フィルターなど、取り外せる部品をすべて外します。やわらかいふきんやスポンジを使って庫内を水拭きします。残菜フィルターの汚れがひどい場合は、やわらかいブラシなどで汚れをこすり落とします。かごや回転ノズル、タワーノズルなども水洗いしましょう。
残菜フィルターとかごを元の位置に戻したら、ドアを開けて内部を乾燥させます。これはぬめりやカビの発生を抑えるためです。
掃除の頻度は食洗機の使用頻度にもよりますが、毎日食洗機を使うなら週に1回がおすすめです。
さらに月に1回は本体のお手入れもしましょう。
かごを取り外し、やわらかい布で内部を水拭きし、ドアの隙間やゴムパッキンなど細かい部分の汚れは綿棒で掃除します。水を噴射するノズル部分は、食べカスなどで噴射口が詰まると洗浄力が低下してしまうので、取り外して掃除しましょう。
庫内に適量の専用クリーナーを入れ、食器を入れずに食洗機を運転します。取扱説明書に記載されている最適な運転コースを選択してください。
食洗機内の水アカやニオイの除去には、クエン酸が有効です。洗剤投入口にパウダータイプのクエン酸を入れ、取扱説明書期待のコースで運転してください。ただし、メーカーや機種によってはクエン酸を使った洗浄を推奨していないものもありますので、必ず取扱説明書を見て行ってください。またクエン酸は塩素系洗剤と混ざると有毒ガスを発生させますので、よく注意してください。
次に洗面所の排水管のメンテナンス方法を解説します。
洗面台の排水口やパイプ内には、髪の毛や歯磨き粉の残りカスなどがこびりついていますので、放置するとカビや雑菌、ぬめりが発生して悪臭やつまりの原因になります。
特に夏場の湿度・温度が高い時期はカビなどが繁殖しやすいので週に1回はメンテナンスしましょう。
【用意する道具】重曹、クエン酸、パイプクリーナー、ゴム手袋
洗面台の排水口には髪の毛や糸くずなどを受け止めるヘアキャッチャーが取り付けられています。まずはこの部分を掃除しておかないと、ゴミが固まって水が流れなくなったり、赤いカビが繁殖します。ぬめっている場合は、重曹やクエン酸を使ってぬめりなどを落としてからスポンジできれいにしましょう。
【用意する道具】重曹、クエン酸、パイプクリーナー、ゴム手袋、新聞紙、バケツ、パイプ掃除ブラシ、レンチ、雑巾
排水パイプとは、洗面台下にあるパイプ。排水口はいくら綺麗でも排水パイプを掃除しないとつまりが発生し、水が流れなくなります。
お手軽にすますなら、液体パイプクリーナーを排水口に直接流して30分ほど放置し、水でしっかり洗い流すだけで、排水パイプに溜まった髪の毛・ぬめり・汚れなどを溶かして洗い流せます。
水の流れが悪かったり、悪臭がひどかったりする場合は、分解掃除が必要です。
新聞紙を敷いてバケツをパイプの下に置いてから、排水パイプの止め具を回してパイプを取り外します。樹脂製のものは素手で外せます。金属製のパイプはレンチなどを使って取り外してください。排水パイプを取り外すと、ぬめり、ヘドロ、汚水などが落ちてくるのでバケツを使って受け止めましょう。
バケツの中に排水パイプを入れた状態で、パイプ掃除ブラシを使って排水パイプのつまりをバケツに押し出します。つまりを取り出したら、浴室などに排水パイプを持っていき、洗剤などを使って掃除します。バケツに残ったつまりは、ゴミ袋に入れて処分します。
最後に元の状態に戻してナットを締め直し、水を流して、ナット部分から水が漏れてこないかを確認してください。
洗面台の排水口とパイプ掃除は週1回が目安です。
トイレの排水管は、他の水道設備とは異なり、通常のブラシや液体洗剤などでは掃除できないことが難点です。自力で適切な掃除を行うためには、トイレの排水管の構造を理解することが必要です。
トイレの排水管つまりの原因の多くは、排泄物やトイレットペーパーのつまりです。
実は、トイレの排水管の直径は75~100ミリメートルしかありません。この配管のサイズよりも量のかさむものを流すと排水管はつまるのです。このため、「水に溶けやすい」と書かれているようなペーパーであっても、大量に流すのは危険です。
尿石が原因でつまりを引き起こすこともあります。これは尿の成分が固まったもので、配管の中でゴミやホコリなどとくっついて大きな塊となってしまうことがあるのです。
さらに、猫のトイレ砂、吐瀉物なども水に溶けにくく、完全に流し切るまでに時間がかかります。
ここまでは、何かを流すことによるつまりですが、配管の劣化や損傷によってつまることもあります。配管のつなぎ目の接続部分のズレやひび割れが原因になります。
また長雨が続いたりすると、排水升の水位が上昇して水が逆流し、その汚水が配管内をつまらせるケースもあります。この場合は解消されるまで時間を要し、その間はトイレが使えなくなります。
【用意する道具】重曹、クエン酸、泡タイプの洗浄剤、ゴム手袋、ビニールシート、新聞紙
トイレの排水管はパイプが曲がっていることもあるので、普通のやり方では掃除することが難しいと思いがちです。
しかし、排水管内で汚れが凝固しないようにするための洗浄剤を使えば、手軽に排水管を掃除できます。洗浄剤には様々な種類がありますが、配管内を傷つけることなくやさしく洗浄できる泡タイプがおすすめです。重曹とクエン酸でも掃除は可能です。
手順としては、まずトイレに洗面器一杯の水を注ぎます。その後重曹とクエン酸を入れ、熱湯を注ぎ、1時間ほど放置します。泡が発生し、重曹の作用で汚れが剥がれ落ちます。
便器の材質は高温に弱いので、必ず40~50℃のお湯を使ってください。
軽度の汚れが原因で排水管がつまっている場合は、床や壁に新聞紙やビニールシートで養生します。これは便器内の水が飛び散らないようにするためです。
次に、長い持ち手の先端にブラシがついているワイヤーブラシという掃除用具を差し込み、配管の奥までゆっくり伸ばしましょう。持ち手のハンドルを回すことでスムーズに差し込めます。
先端のブラシの部分がつまりの箇所に到達したら、前後にスライドさせるようにブラシを動かして汚れを落とします。つまりが解消されるまで続けてください。
ワイヤーブラシの持ち手の長さには様々なものがあります。5メートル程度の長さのワイヤーブラシがあると重宝します。
尿石の汚れには薬剤を使います。尿石はアルカリ性なので、酸性洗剤やクエン酸などの酸性の薬剤が効果的です。
トイレの水をなるべく空にしてから薬剤を注ぎ込み、それから水かお湯を注いで、しばらく放置して、水を流して、つまりが解消されているか確認してください。
一般的なつまりにはラバーカップを使うのがおすすめです。ラバーカップは軽度のつまり解消からある程度ひどいつまり解消まで活躍しますし、繰り返し使えるので、薬剤などと比べて経済的だからです。
ラバーカップの使い方は、ゆっくり押し込んで真空状態にし、勢いよく引き上げてください。汚水が飛び散る可能性もあるので、新聞紙やビニールシートで周辺を養生しておきましょう。
排水管トラブルの事例・原因
予防法・解消法を徹底解説
排水管トラブルがすでに相当なレベルまで進行してしまっている場合は、ここまでに説明した予防法では、十分な効果が得られないでしょう。
トラブルの内容に応じて、自力で解消するとしたら、どんな方法があるかを説明します。
排水管がかなり詰まっているような場合は、市販のパイプクリーナー等では解消できないかもしれませんね。
そんなときには、「高圧洗浄機」の出番となります。
それほど深刻でないつまりは市販のパイプクリーナーでも十分に解消できるかもしれませんが、長年のつまりはパイプクリーナーでは解消できません。
パイプクリーナーは、排水管のつまり原因となる「髪の毛」「皮脂」「油汚れ」などの異物を溶かすものです。しかし時間が経過するとこれらの異物の性質は変化してしまい、一般的なパイプクリーナーでは対処できなくなります。
付着して間もない表面の汚れはパイプクリーナーで対処できても、内部の「時間が経過している部分」は溶かせず残ってしまうことになります。
パイプクリーナーでは対処できないレベルの異物が詰まっている排水管は、「高圧洗浄機」を使って対処する必要があります。
厳密にいうと、「排水管洗浄用の高圧洗浄ホース」を取り付け、強力な対圧力で物理的に排水管に詰まっている異物を削ぎ落し、排水管内部から排除していく作業です。
排水管用の高圧洗浄ホースは、通常のノズルと異なり、ノズル先端の方向だけでなく、斜め後ろ方向にも数か所噴射することで、パイプ内部側面の汚れも落としながら、噴射する力を推進力にして排水管の内部を進んでいく仕組みになっています。
もしこの機会に高圧洗浄機を購入しようとお考えの場合は、「家庭用の高圧洗浄機」をお選びください。
高圧洗浄機は、大別すると「家庭用」と「業務用」に分かれます。
なんとなく「業務用の方が高性能っぽい」と思ってしまいそうですが、ご家庭で使う分には家庭用高圧洗浄機で十分な性能があります。業務用の高圧洗浄機は、何かと持て余してしまうことになるでしょう。
・業務用の方が「吐出水量」「吐出水圧」が高い=洗浄力が高いが水圧が強力過ぎる
・業務用の方が消費電力が多い
・業務用の方が購入価格が高い
「吐出水圧」の高さは、洗浄力の高さに比例しますが、水圧が高いということは噴射する箇所にかかる負荷も大きくなります。例えば自家用車の洗車に使用するような際には、車体がへこんでしまうほどの威力があります。
業務用の高圧洗浄機にはもちろん良いところも多いのですが、ご家庭で使用すると失敗してしまうことも多いので、初めて高圧洗浄機を買う方は、特に家庭用の高圧洗浄機を選ぶことをおすすめします。
排水管が水漏れを起こしている場合、まずは原因を特定し、それに合った方法を行えば問題を解決できます。
排水管が詰まっていることが水漏れの原因になっている場合は、原因であるつまりを解消すれば水漏れも解消できるでしょう。
水漏れを起こすほどのつまりとなると、パイプクリーナーだけでは対処できないレベルである可能性が高いです。
高圧洗浄機を用いて排水管内部をしっかりと洗浄してつまりを解消し、水漏れの問題も解消しましょう。
排水管は複数のパーツがつながってできています。接合部の緩みによる水漏れの場合は、ナットをきつく締めることで水漏れを解消できるかもしれません。
水に濡れたままで作業すると力を入れにくいので、雑巾などで該当箇所の水濡れをしっかりと拭ってからナットをきつく締めなおしてください。
排水管を構成するパーツのどこかに破損がみられる場合は、該当箇所のパーツを交換すれば水漏れを解消することができるでしょう。
・排水パイプ
・排水ホース
・排水トラップ
・パッキン
内部構造にまで破損が生じているような場合は、排水管に詳しい人でなければ、パッと見ただけでは何が水漏れの原因になっているのかわからないと思います。
破損個所が明確な場合には、パイプ補修用テープなどで応急処置をして、ホームセンターで交換用のパーツを購入して、破損個所のパーツを交換してください。
交換のためのパーツを取り外す際には、内部に残っている水が出てくる可能性があります。雑巾など水を拭き取る準備をしておきましょう。
排水管トラブルを解消するための道具や資材のほとんどは、ホームセンターで購入できます。
排水管トラブルの事例・原因
予防法・解消法を徹底解説
前項では、排水管トラブルを自力で解消する方法について説明しました。
自力で解消できれば「手軽」「お金がかからない」というメリットがありますが、水回りのプロとして正直なことをいうと、排水管トラブルを自力で解消しようとするのはあまりおすすめできません。
これは商売だからそう言うのではなく、ちゃんとした理由があります。
排水管トラブルを自力で解消するのをおすすめしない理由は、その「危険性や手間」です。
排水管トラブルを自力で解消するための作業は、ケガをしてしまう可能性が捨てきれません。
排水管トラブルは高所で対処するものではなく、火元・電気・ガス関係のような危険もありません。危ないことはないと思うかもしれません。
ただ、作業する場所によっては閉所作業になりますので、頭を打ったり、暗い場所で手元が狂ってケガをすることは十分にあり得ます。
日ごろからそうした作業に慣れている人ならリスクは低いかもしれませんが、それでも水回りの作業や閉所作業には慣れている人は少ないはずです。
慣れていない作業にはミスがつきもの。場合によっては大ケガをするリスクがあることを知っておいてください。
2つ目の理由は、「自力作業では排水管トラブルが悪化してしまうかもしれない」ということです。
例えば、高圧洗浄機で排水管のつまりを解消する作業をする際、高圧洗浄機の使い方によっては排水管を傷つけ、破損してしまうリスクがあります。
排水管の破損を修復する作業では、破損したパーツの交換時に接続の不具合を起こしたり、パーツの選定を誤って水漏れを解消できないことが考えられます。
排水管トラブルを解消できないだけでなく、状況が悪化してしまうと、非常に厄介です。
せっかく、大切なプライベートの時間を費やして行っても、改善どころか改悪になる結果に終わっては、骨折り損のくたびれ儲けということになります。
3つ目の理由は、「時間がかかる」ことです。
例えばパイプクリーナーを流すような簡易な作業なら、数分ですみます。平日でも、仕事帰りにパッとできるかもしれません。
しかし、高圧洗浄機を用いた本格的な作業や、破損した排水管のパーツ交換などは、それなりに時間がかかります。
排水管トラブルの内容によっては、帰宅後に行うには重過ぎる作業の場合は、貴重な休日のプライベート時間を費やさなければならなくなります。
さらに、上に述べたように、せっかく時間をかけても期待通りの結果にならない可能性もあるのです。
上記以外にも、排水管トラブルを自力で解消するのをおすすめできない理由として、「コストや準備」に関することが挙げられます。
4つ目の理由は、「機材の購入にコストがかかる」ことです。
排水管を洗浄するなら、高圧洗浄機が欠かせません。
家庭用の高圧洗浄機は業務用の高圧洗浄機と比較して高価すぎることはありませんが、作業に必要なその他の道具も一式そろえるには数万円の出費になります。
購入した機材・道具は、排水管トラブル解消以外にも、家の壁や車を洗う際に使えるので、無駄な出費とは言えませんが、そういった用途を想定しない場合には、気軽な出費とは言い切れないと思います。
5つ目の理由は、「資材の購入にもコストがかかる」ことです。
排水管の洗浄のためにはパイプクリーナーを、水漏れの修理には交換用のパーツを購入しなければなりません。
ホームセンターに行くとわかりますが、これらの資材は1つあたり数百円から、高額なものでも数千円で購入できます。ただしそのような最低限の出費だけで済むとは限りません。
例えば、以下のようなことで、何度もホームセンターに足を運ぶことになるケースが多いのです。
① 排水管が詰まったので、パイプクリーナーを購入した
② つまりは解消できたものの、点検してみると水漏れも発生していた
③ 破損個所を修理するための交換用パーツを購入した
④ パーツの種類が間違っていたので、正しいパーツを購入した
交換用のパーツは、ちゃんと正しい規格のものを使わないと適切に修理できません。
必要最低限の出費だけで済むケースもあれば、慣れない買い物のために、何度も正しいパーツを買い直さなければならないケースも多く、場合によっては総額で1万円を越える出費になる可能性も捨てきれないのです。
高圧洗浄機の水圧は、人に当たるとケガをするレベルの水圧なので細心の注意を払って使用しましょう。
排水管トラブルの事例・原因
予防法・解消法を徹底解説
前項で述べたように、排水管や水回りのことに詳しくない人が気軽な気持ちで排水管のトラブルを解消することは、プロとしておすすめできません。
すでに発生している排水管トラブルを放置せず、できるだけ早めに解消して大惨事に発展させないためにはどうするべきなのでしょうか。
選択するべき方法は、「専門家である業者に排水管トラブルの解決を依頼する」ことです。
排水管トラブルが発生した場合、自力で解消するのではなく、業者に依頼することをおすすめする理由は以下の3つです。
業者に排水管トラブルの解決を任せるメリットは、そもそも自力では対処できないトラブルが多いということです。
排水管トラブルによる被害の程度はさまざまですが、高圧洗浄機を使わないと排除できないようなつまり、本格的なパイプ交換が必要なほどの水漏れが起きているような場合には、専門的な知識を必要とする重労働が必要であるケースが多いです。
下手をすれば、良い状態に改善しようとして作業したつもりが、実はまったく解消効果をもたらしていなかったり、状況を悪化させてしまうことになっているケースもあります。
業者は排水管トラブルの専門家ですから、素人では対処できないような排水管トラブルであっても、対処できるノウハウとテクニックを持ち合わせています。
排水管トラブルを業者に任せれば、質の良い仕事をこなしてくれるでしょう。
かりに業者でなくても対処できるようなつまりや水漏れであっても、排水管や水回りのことに詳しくない人では、しっかりと清掃できなかったり、修理できなかったりする可能性が高いです。
せっかく作業するわけですから、つまりや水漏れの原因はしっかりと解消し、しばらく排水管の本格的な清掃・補修作業を気にしなくても良い状態にしたいですよね。
業者は排水管トラブルを解消するために必要な作業に役立つノウハウとテクニック、それに専門的な道具や資材を活用して、高品質な仕事をこなしてくれます。
貴重な休日をつぶして十分な効果を得られないかもしれないことを考えれば、ある程度の費用がかかっても専門家に作業を依頼したほうが、お得な結果になるのではないでしょうか。
排水管トラブルを業者に任せれば、特別な準備は何も必要ありません。
自力で本格的な排水管清掃を行おうとすると、以下のような道具を準備しなければならなくなります。
・高圧洗浄機+パイプ洗浄用ホース
・柄杓やたも(排水管から出てきた異物を確保するため)
・バケツやビニール袋(排水管から出てきた異物を入れておくため)
・カッパ(排水管から出てきた水で体が濡れるのを防ぐため)
・ビニールシートなど(排水管から出てきた水で周囲が濡れるのを防ぐため)
高圧洗浄機は家庭用でも1万円ほどしますので、必要なものをすべて揃えると2万円以上の出費になるでしょう。
ホームセンターや通販で購入する手間もかかりますし、通販だと手元に品物が届くまでに日数がかかるでしょう。
業者に排水管トラブルを任せれば、当然、必要な道具や資材などはすべて業者が揃えてくれます。依頼人は業者に依頼して料金を支払うだけで排水管トラブルを解消できます。
排水管トラブルは業者に任せるのが一番と書きましたが、ひと口に「排水管トラブルを任せられる業者」といっても、業者は数多く存在しています。
問題は、どの業者に依頼しても同じ結果が得られるわけではないということです。
結果に後悔しないためには、依頼する業者をどこにするか決めることが重要な要素となるのです。
後悔しないための業者選びの基本は、「安易な基準で依頼する業者を決定しない」ということです。
「そういえばチラシをもらっていたな」
「CMでよく聞くあの業者にしよう」
「検索結果の一番上に出てきた」
といった理由だけで業者を決めてしまうことは、非常にリスキーです。
大手なら大丈夫、と安心してしまうかもしれませんが、チラシやCMなど派手な宣伝にお金を使っていない業者の中にも、「安くて良い仕事をしてくれる」「サービスが充実している」とお客様に感謝されている優秀な業者が数多くあります。
では、少しでもメリットの多い業者を選ぶためにはどうするべきでしょう
基本は「複数の業者を比較する」こと、最低でも3社以上の業者を選択肢に含めてください。
その理由は、「悪徳業者を見つけやすくなる」ことです。
例えば、3社から以下のように見積額を提示されたら、あなたはどの業者に依頼しますか?
・A社:「3万円でお引き受けします」
・B社:「3万5千円でご依頼いただけます」
・C社:「ウチは5千円で作業します!」
金額だけ見るとC社が圧倒的にお得!と思ってしまうかもしれませんね。
しかし、実際はC社はかなり高い確率で悪徳業者である可能性があるので、私なら安心して依頼できないと判断します。
提示する料金はさまざまでも、ある程度は「相場」というものがあります。
現場の状況を見て判断する見積額が他社と圧倒的に乖離しているような場合は、結局は相場よりも不当に高い料金を後から請求される可能性が高いと考えられます。
悪徳業者は、以下のような特徴があります。
金額だけでなく、他社とは異質だと感じる点があれば警戒すべきです。
・まともに現場の状況を確認せずにお金(見積もり)や契約の話をする
・他社の悪口を言い、自社のことを持ち上げる
・「早く作業しないと危険ですよ!」など危機感をあおり、契約を迫る
業者を選ぶポイントは、料金の安さだけでなく、さまざまな情報を総合的に比較して、依頼する業者を選定することをおすすめします。
・口コミや評判
・創業年数や施工実績
・対応スピード
・その他、付帯サービス等
このうちどれを重視すべきかは、それぞれのご家庭の事情にもよりますが、できるだけ複数の基準を比較して、依頼する業者を選定することをおすすめします。
なお、業者のホームページに掲載されている口コミは、良い評価ばかりを集めている可能性もあります。口コミサイトやブログ・SNSなど、なるべく外部の情報源での情報収集をおすすめします。
そうして比較した結果、総合的に高く評価した業者に排水管トラブルの解消を依頼すれば、満足できる結果になる可能性は高くなるでしょう。
業者によって「対応可能エリア」は異なります。お住いの地域が対象内であることを確認して選定してください。
排水管トラブルの事例・原因
予防法・解消法を徹底解説
排水管にトラブルが発生し、放置すると、日常生活に悪影響を及ぼす可能性が高まるので、早めに問題を解消すべきです。
トラブルの程度次第では、簡単に解消できるケースもありますが、ある程度本格的に問題化しているようなケースでは、排水管関連の作業に詳しくない人が軽い気持ちで作業するのはおすすめできません。
安全かつ確実に、手間をかけずに排水管トラブルを解消したいのであれば、専門家である業者に連絡して、早めに問題を解消することをおすすめします。
【関東】東京・神奈川・埼玉・千葉・栃木・茨城・福島
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