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トイレのつまりや水漏れ、異臭などといった
トラブルごとの修理費用の相場について解説します。
トイレという密室空間は、水漏れをはじめ、面倒なトラブルがいろいろと起こりやすい場所です。
しかし面倒がってそのトラブルを放置してしまうと、安心して日常生活を送ることはできなくなってしまうでしょう。
水漏れなどのトラブルが発生したら必然的に修理が必要です。
トラブルの内容によっては業者に修理を依頼しなければならないこともあると思います。
本記事では、トイレのつまりや水漏れ、異臭などといったトラブルごとの修理費用の相場について解説します。
トイレのつまり修理にかかる費用の相場は?
トイレのつまり修理にかかる費用の相場は?
まずは、そもそもトイレにはどんなトラブルが発生しやすいでしょうか?
よくあるトイレ関連のトラブルを6つ紹介します。
トイレのトラブルの代名詞といえば「つまり」です。
通常のレベルの排泄物なら、トイレがつまるリスクはそれほど高くないでしょう。
しかし、日ごろのトイレの使い方、メンテナンスの状況によっては、トイレがつまってしまい、水が流れにくくなったり、まったく水が排水できなかったりする状態になる可能性があります。
その原因は、次のように大きく2つあります。
トイレがつまる1つ目の原因は、「本来であればトイレに流すべきではないものを流してしまった」というケースです。
「流すべきではないもの」の例としては、以下のような物品です。
・文房具
・携帯電話
・大量のトイレットペーパーなど
・生理用品
・嘔吐物
例えば「文房具」や「携帯電話」は、ズボンや胸ポケットに入れたままトイレに入り、誤って落としてしまうというケースです。経験したことがある人も多いでしょう。
「大量のトイレットペーパー」は、本来なら水に溶けるはずのトイレットペーパーでも、一度に大量に流してしまうと、溶解不良を起こして配管の途中で詰まってしまうというケースです。
「生理用品」は、水に溶けず、トイレに流すことを前提としていない製品があります。そうしたものをトイレに流すとつまりの原因になります。
「嘔吐物」というのは、トイレで吐いたりしたときのものです。
排泄物と違って油分や未消化部分の多い嘔吐物は水に溶けないことがあり、配管の途中で堆積してしまう大きな要因の1つになります。
トイレがつまる2つ目の原因は、上にあげたようなものを流してしまったのではなく、一般的なトイレの使い方をしていても「メンテナンスが不足している」ケースです。
排泄物は大半が水分なので、しっかりと汚水桝方向に流れていくはずですが、それでもわずかずつ配管の途中で異物が堆積していきます。
週・月に一度といった定期的なメンテナンスを心がけていれば、致命的な状況になる前に、この堆積は解消されるでしょう。
しかし定期的なメンテナンスを怠ってしまうと、次第に異物が堆積し続けて、排水の流れを阻害するレベルまで至る可能性があるのです。
最初は排水の勢いが悪い程度ですが、次第に閉塞部分が大きくなり、最終的には排水状況に致命的な悪影響を及ぼすレベルになってしまいます。
トイレで起きがちなトラブルで、次によくあるのは「水漏れ」です。
水を使う場所ですから、水関連のトラブルの発生リスクをゼロにすることはできません。
ひと口に「トイレの水漏れ」といっても、具体的にトイレのどこで水漏れが発生しているかということによって、適切な対処法は変わってきます。
トイレで水漏れが発生する場所としては、次の4種類が考えられます。
水漏れが起こりやすい場所の第一は「トイレタンク」です。
流すための水を貯めている場所ですから、そのどこかにトラブルが発生していればそこから水が流れてしまうことになります。
厄介なのは、ただ水が漏れて床が水浸しになるだけではなく(それだけでも厄介な問題ですが)、「流す水がなくなる」「給水され続けて水道料金が跳ね上がる」といった事態にまで発展してしまう可能性があるのです。
「便器」からも水が漏れる可能性があります。
本来、便器は使用者の体重を支えられるだけの耐久性がありますが、それでも人工物ですから、いつかは破損してしまうものであることに違いはありません。
水を流す場所ですから、水が通る場所や貯まる場所でひび割れを起こせば、そこから水漏れを起こすことになります。
お使いのトイレに「シャワートイレ」が付いている場合、これが水漏れの原因となる可能性があります。
シャワートイレ自体が劣化している場合はもちろん、関連部品が劣化したり、便器との接続がゆるくなっているといった原因が考えられます。
いずれにしても、放置しておくと大きなトラブルへと発展しかねませんので、早めの対処が必要になります。
トイレの「給水管」や「排水管」など、水の通り道となっている配管のどこかから水漏れが発生する可能性があります。
特に排水管からの水漏れは厄介です。
排水管は床下・地面下などの目に見えにくい場所にあり、床材の腐食や異臭問題など大きなトラブルに発展しやすいという怖さがあります。
トイレで起こりがちで、しかも発覚せずに悪化するケースも多いのが、「ひび割れ」や「破損」です。
便器は金属製や陶器製であり、配管もまた人工物です。長年使い続けていれば、いつかは壊れて破損を起こします。
特に陶器製の便器は外部からの衝撃に弱く、しょっちゅうあることではないものの、何らかのダメージが蓄積していくと最終的には割れてしまうこともあります。
破損個所によっては、目に見えにくいために症状に気が付かないケースもあります。
そうして知らぬ間に放置され、明らかな症状が出るまでダメージを蓄積し続けて、大きな破損に至るケースもあるのです。
ありがちなトラブルとしては、「異臭」もなかなか厄介です。
悪臭の原因としては、便器の内側に蓄積した尿石などが考えられますが、場合によっては排水管から悪臭が逆流してしまうケースもあります。
通常、流した後の便器の中には水が溜まっており、これが蓋の役割を果たしています。
この水が何らかの理由で少なかったり、ほとんどなかったりする状態になると、排水管内部の臭いがトイレ内に逆流し、場合によってはトイレの外まで異臭が漂う事態にまで発展するかもしれません。
異臭ほどではないかもしれませんが「異音」が発生するケースもあります。
考えられる原因としては、排水管の内部に何かが詰まっているために排水がスムーズに行えていないということです。
異音が続くようであれば、排水管を中心としてトイレのどこかにトラブルが発生している証拠ですから、早めに対処することをおすすめします。
「トイレを流す水が止まらない」というトラブルは、水道料金に直結するものです。
水がとまらない場合は、トイレタンク内の「水を流す機能に関係する部品」のどこかにトラブルが起きている可能性があるということです。
よくあるのは、排水後にトイレタンクからの排水を止める栓が排水口からずれてしまい、そのために排水が止まらなくなっているケースです。
この場合、排水レバーを何往復かすれば直るケースもあります。
それでも直らない場合はトイレタンクを開けて内部を確認し、異常が発生している箇所を直しましょう。
もし「水がまったく出ない」のであれば、トイレまたは家全体の「止水栓」を確認し、閉まっていれば開けてください。
トイレのつまり修理にかかる費用の相場は?
トイレに何らかのトラブルが発生したら何とかして直す手立てをとってください。
それには「自力」で直すか、「業者に依頼」して直すか、どちらかを選ぶ必要があります。
やはり深刻な場合には業者に依頼して修理してもらうのがおすすめです。
しかし、業者に依頼するということは、修理費用・料金が発生するということです。この費用・料金には一定の「相場」が存在します。
トイレのトラブルを業者に直してもらう場合、トラブルの内容に関わらず一律で請求する業者もいますが、たいていの業者は「直すトラブルの種類や状況」によって費用を算出します。
状況によってさまざまなために一概には説明しにくいのですが、ネットを検索してみると、以下のような金額が実質的に相場になっているようです。
・トイレのつまり修理:4,000円~20,000円
・トイレの水漏れ修理:4,000円~20,000円
・便器の交換:30,000円~50,000円
・軽度の修理・作業:3,000円~5,000円
上記のように、トイレつまりを修理してもらう費用にはけっこう幅がありますね。
これには理由があります。
費用を左右する最も大きな要因は、「どこで、どんな原因でつまりが発生しているか」ということです。
例えば「排水口からすぐの場所で、軽度のつまりが発生している場合」なら、数千円で済む可能性が高いのですが、「排水口から遠い場所で、重度のつまりが発生している場合」になると、それを修理するためには「高圧洗浄機」が必要になるため、20,000円以上の料金が発生することになるでしょう。
ひと口に「トイレのつまり」といっても、どこでそのつまりが発生しているのか、何がどの程度つまっているのかということよって、必要な修理作業が異なります。そのため、費用の金額にもある程度の幅があるわけです。
つまり修理だけでなく、他のトラブルでも、修理費用は基本的に「トラブルを解消するための作業量や手間の大きさ」に左右されると考えてよいでしょう。
トイレつまりの修理費用は、トラブルの種類だけでなく、以下の要因によっても変動します。
・業者の種類
・依頼するタイミング
・依頼する場所
特に「業者の種類」は、ときに劇的に費用が変わる要素になることがあります。
例えば、全国展開していたり、他業種に手を広げていたりする「大手」と呼ばれる業者の場合、修理費用が高くなる傾向にあります。
もちろん一概には言えませんが、大手には負けてしまう地域密着型の業者は料金の安さで勝負しているケースも多いため、料金が安くなる傾向にあります。
「安かろう悪かろう」という言葉があり、料金が安い業者の仕事は質が低いと思われがちです。
しかし、そうした業者の中にも、厳しい競争での生き残りをかけ、宣伝の乏しさを補うために料金の安さで勝負しているけれども、きちんとした技術力を有しているところもあります。
あとは、「夜間料金」や「移動や作業に手間のかかる立地等の条件」といったことも総合的に加味されて、料金は変動します。
作業を伴う業者への仕事の依頼は、基本的に作業開始前に「見積もり」を行います。
ある程度の相場を把握しておき、見積もりに納得してはじめて依頼すれば不満も解消されるでしょう。
トイレのつまり修理にかかる費用の相場は?
「業者に頼むより自力でやった方が安くなる」と思う人は多いでしょう。
たしかに、「自力」は人件費がかからないので、その分費用は安くなりますが、トイレのつまり修理の場合、この“原則”は正しくないことが多いです。
考えてみてください。
DIYで修理したほうが安く済む、というのは、あくまでも「最高の結果を出せた場合」なのです。
例えば、トイレのつまりを修理しようとして、何らかの薬剤を投入したとします。
その薬剤でトイレのつまりを解消しようとした結果、便器や配管を傷つけてしまい、便器の交換や配管修理などの作業が発生したら、最終的な修理の手間は数倍にふくれあがることになります。
手間がかかるだけでなく、交換部品や修理用の工具も用意しなければなりませんし、場合によっては、結局手に負えないということになって、事態を悪化させてから業者に丸投げする、という最悪の結果にもなりかねません。
前項でも説明したように、業者の費用は「どれだけ手間や難易度の高い作業が必要か」ということで決まります。
つまりが悪化していたり、トラブルが追加された状態を解消してもらうということは、もともとの状態から依頼する場合よりも高額な費用になるはずです。
もちろん、軽度のつまりなら、素人でも簡単に修理できることはあります。
ただ、その場合でも、トイレがつまりがどの程度深刻なのかということを把握するのは、素人の方には難しいと思います。
解消できる可能性が低いトラブルを解消しようとして、必要な技術や知識のない人が事態を悪化させるという結果に終わりがちなので、DIYか業者依頼かということによらず、悪化前と比較して費用が高額化することは避けられません。
どんなケースでも業者に依頼することが唯一の正しい選択肢だとまでは言い切れませんが、少しでも「これは素人には手出しできない問題だな…」と感じたら、早めに業者に修理を依頼してください。
つまり解消のための道具には、よく目にする「ラバーカップ」がありますが、最近では真空ポンプを取り付けたタイプもあります。
より強力につまりを解消する場合は「高圧洗浄機」が必要ですが、追加パーツとして配管洗浄用ノズルが必要です。
トイレのつまり修理にかかる費用の相場は?
トイレのつまりや水漏れなどのトラブルを放置することは絶対におすすめできません。
早めに自力または業者を呼んでトラブルを解消するべきです。
業者に依頼する場合は、どんなトラブルが起こっているかということによって費用が変動します。
このとき、業者の選び方によっても費用が異なるということを忘れないでください。
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