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自力で直す場合にかかる費用と、業者が修理を行う料金の
平均的な相場をくらべ、トイレのつまりを直すのにかかる
“お金”のメリットとデメリットを解説します。
毎日使うトイレがつまりを起こしてしまうと、大変困ります。日常生活を送るうえで致命的なトラブルと言っても過言ではないでしょう。
そんな窮地に立ったとき、つまりを「自力で直す」か、「業者・専門家に依頼して直してもらう」か、と迷うかもしれません。
「業者に直してもらったら、どれくらいの料金・費用がかかるのかな?」と思うからです。
そこで本記事では、自力で直す場合にかかる費用と、業者が修理を行う料金の平均的な相場をくらべ、トイレのつまりを直すのにかかる“お金”のメリットとデメリットを解説します。
業者がトイレのつまりを
直す料金が高いとは限りません
業者がトイレのつまりを
直す料金が高いとは限りません
トイレのつまりを自力で直そうと、業者に依頼して直そうと、結局のところ何らかのお金(費用や料金)はかかります。
具体的に、「自力で直す場合にかかる費用」と、「業者に修理を依頼する場合の料金」について、何にどの程度のお金が必要になるのかを解説します。
「自力でつまりを直すのに、お金がかかるの? 費用をかけないために自力で直すのに!」
そう思うかもしれませんね。
どこにお金がかかるかというと、トイレのつまりを解消するための「道具」を用意するためのお金です。
道具を何も持っていない場合には、それを購入するためにお金が必要なのです。
ほぼ無料で手に入る道具(?)がひとつだけあります。
それは、「お湯」です。
もちろんお湯だって、水道料金とガス代(もしくは電気代)はかかりますが、わざわざ買いに行かなくてもすぐに用意できるものですから、費用的にも手間的にも最もお手軽な「道具」と言えます。
さて、お湯を使ってどうやってトイレのつまりを解消するのでしょうか。
ある程度の量の50℃前後のお湯を一気にトイレに流すことでに、トイレのつまりを押し流すという方法があるのです。
普通にトイレの水を流しても相応の水圧が発生していますが、それでつまりが解消しないわけですから、それ以上の水圧をかける必要があります。
なぜ水ではなくお湯を使うのかというと、熱で溶ける成分が詰まっている場合に効果があるからです。
ただし便器や配管を傷つけないように、あまり熱すぎない温度にする必要があります。
50℃程度というのは、ちょうど良い温度なのです。
ただし、この方法で解消できるのは「極めて軽度のつまり」だけです。
ある程度のレベルを超えているつまりを起こしているケースでは、あまり効果は期待できないでしょう。
また、完全に閉塞しているレベルのつまりで、ほとんど水が流れないような状態だと、お湯を流しても便器からあふれてしまう惨事にいたる可能性がありますので、つまりの状況をよく見極めて実践することをおすすめします。
次にお金がかからない道具は、「重曹」と「クエン酸」です。
この組み合わせは、トイレのつまり以外でも掃除の定番と言えますが、実はトイレのつまりも解消できる可能性を秘めている、極めて汎用性が高い、万能の掃除ツールなのです。
ぜひ常備しておくことをおすすめしたいグッズです。
この道具をおすすめする理由は、まずあまり費用がかからないことと、次に他の掃除でも活用できること、それゆえあらかじめ常備しているご家庭も多いことです。
使い方としては、これらを便器の水に入れて反応を起こさせ、30分~1時間ほど時間をおきます。
十分に反応したと判断したら、排水してつまりの解消具合を確認してください。
閉塞してあふれてしまうことが疑われる場合には、バケツなどで少しずつ排水させましょう。
お湯を使った方法よりは効果が期待できますが、それでも効果としては、中の下くらいの効果しか発揮しないことが多いでしょう。
「お湯を使ってみたけれど効果がなかった。重曹とクエン酸を常備しているから使ってみよう」くらいのつもりで試してみることをおすすめします。
「つまったトイレを直すための道具」の代名詞といえば、おなじみ「ラバーカップ」です。
ホームセンターなどで数百円で売っていますが、真空ポンプ機能がついているものだと少し高値になります。
ラバーカーップは、圧力を発生させて、つまっているトイレの排水管の症状を解消する道具です。
言うなれば強制的につまりを解消してくれるものなので、お湯や重曹、クエン酸などと比べると、ある程度厳しい状況のつまりに対しても、相応の効果を発揮してくれます。
また、いくら使っても消費・消耗するものではありませんので、一度購入しておけば、まず数年は問題なく使えるので、コストパフォーマンスもきわめて良好です。
使用する際には、水はねなどに注意するべきですが、一家に一個は常備しておきたい掃除用具の1つといえるでしょう。
トイレのつまりを強力に排除できる能力をもちますが、最も高額なのが、高圧洗浄機(+専用の洗浄ノズル)です。
高圧洗浄機は、よく家の壁面を掃除したり、洗車に使えたりすると宣伝されていますが、専用のノズルを用意すれば、実は配管洗浄にも使えます。
このノズルは一般的なホースノズルとは異なり、「前方+斜め後方」の複数方向に噴射することで、全面を洗浄しつつ後方に噴射します。
そのため推進力が発生し、長い配管の中を進みながら洗浄できるわけです。
次に、業者にトイレのつまりを修理依頼するとかかる料金についてです。
料金の相場は、おおむね数千円~2、3万円くらいと見積もっておけば問題ありません。
この金額をどう思うかは人それぞれでしょうね。
「えっ、トイレのつまりを直してもらうのに数万円かかるの!?」と思う人もいるかもしれません。
しかし、それだけの料金が発生するケースも実際にあります。
例えば、前項で説明した「高圧洗浄機が必要なケース」のように、作業が大がかりになり、特殊な道具が必要なケースです。
往々にして排水管の奥で重度のつまりが発生していますので、この場合はどうしても料金が高くなります。
極めて軽度なつまりの場合は、そこまで高額な修理料金にはならないでしょう。
業者の料金は、基本的に人件費が含まれています。
だから「手間がかかる作業」になればなるほど高くなるのです。
業者がトイレのつまりを
直す料金が高いとは限りません
最初に書いたように、トイレのつまりはなるべく早く直さないと生活に支障をきたします。
自力で直すか、業者に直してもらうかで迷っているのなら、「どちらの方がメリットが大きいか」ということで選ぶのがいいのではないでしょうか。
では、自力と業者、どちらの方がメリットが大きいか、お金の面で比較してみましょう。
まず、自力で直す場合のメリットを、お金の面を中心に考えてみます。
もし、必要な道具が家に揃っていたら、まったくお金をかけることなくトイレのつまりを解消できることもあるでしょう。
例えば「家にラバーカップが常備してあったので、それを使って解消できた」という場合には、作業の手間を除けば、支払うお金は実質0円です。
基本的に、必要な道具の大半は1,000円前後で手に入ります。急にトイレがつまりを起こしても、大きな出費を強いられる心配は要りません。
業者に修理を依頼すると、高額な場合には数万円単位の料金を請求されます。
一度に数万円の出費はそれなりに手痛い出費と言えるでしょう。
それに比べれば、高くても数千円(プラス作業の手間)だけで済むのですから、お金の面では大きなメリットがあります。
もしトイレつまりが「夜間」に起こったとしても、金銭的なデメリットはとくに発生しません。
水回りの作業に限ったことではありませんが、多くの業者は深夜帯でも依頼を受け付けています。
ただし、その場合は「夜間料金」として料金が割高になっていることが多いでしょう。
トイレのトラブルによっては、夜であろうと早急に問題を解消しなければ困ってしまうケースもあります。
少々の夜間料金を支払ってでも早急に修理したいというニーズがなくなることはないでしょう。
この点、自力で修理するのであれば、少々面倒ではあっても、人件費がかかるわけではありませんから、よけいな費用がかかることもないわけです。
これは直接的な費用ではありませんが、自力でうまく修理することができれば、「トイレつまりを解消するノウハウが得られ、今後同じようなケースのつまりが発生したときにも自力で直して費用を浮かることができる」というメリットもあると言えるでしょう。
以上のように、自力で直す場合、最善の結果を出すことができれば、費用面での大きなメリットがあるといえるでしょう。
しかしながら、上に書いたことは、すべてがうまくいった場合のことで、いつでもそのような結果に終わるとはかぎりません。
簡単に言えば、「失敗のリスク」や「手間がかかる」という点は無視できないのです。
私たち水コネクトは、日々多くのトイレつまりの修理依頼をいただきますが、その中には、ご自分で修理を試みた結果、事態が悪化してしまい、余計な作業が発生してしまったケースが少なくないのです。
この手の水回りの修理依頼は、基本的に「どれだけ作業が難しく、手間がかかるか」によって料金が決まります。
簡単な修理依頼と難しい修理依頼をくらべれば、どうしても後者の方が高額になるのは避けられないのです。
手痛い出費を避け、手軽な料金でトイレのつまりを修理できるのは、あくまでも「最善の結果で終えることができれば」という但し書きがつく場合であることを忘れてはいけません。
次に、業者に依頼してトイレのつまりを直してもらう場合の料金について考えてみましょう。
本記事の前半で書いたように、トイレのつまりの修理料金にはある程度の幅があります。
つまり、場合によっては数千円で修理してもらえるケースもちゃんとあるのです。
業者によっては3,000円~5,000円で請け負っており、ケースバイケースではありますが、言うほど高額な出費を強いられない場合も多いです。
もちろん、高圧洗浄機を使うような難易度の高いご依頼になると、数万円の費用が発生することもあります。
しかし、そういうケースは、たとえ自力で修理するにしても、同じようなコストがかかることになるでしょう。
例えば高圧洗浄機を購入することが必要になった場合、最近では家庭用高圧洗浄機も安くなっていますが、それでも10,000円前後はかかるはずです。
これに専用のノズルを追加すると20,000円弱の費用になるでしょう。
つまり、トイレつまりを業者に直してもらう料金相場の「高い場合」とほぼ同じ金額がかかるということです。
もちろん、一度買った高圧洗浄機は今後も使えるものではありますが、かかるお金の面だけを見ると、大きな違いはないわけです。
自力で修理する場合の最大のデメリットは、「トイレつまりを直すのには手間がかかる」ということでしょう。
トイレつまりの修理は、状況によっては復旧まで数時間かかります。
例えばトイレの配管の奥でつまりが発生していて、汚水桝側から高圧洗浄機を使用しなければならないようなケースだと、それなりに時間がかかるわけです。
平日にはそんな時間をとることはできないでしょうし、たとえ休日だとしても、せっかくの貴重な休みをトイレつまりのために犠牲にするなんて、かなり気の重いことですよね。
しかも生活のことを考えれば、トイレつまりは平日であろうと夜間であろうと、一刻も早く直さないと困ってしまうのです。
むしろお金を払うだけでそうした手間を解消できるなら、そのほうがいいと考える人が多いのではないでしょうか。
なぜ自力でトイレのつまりを直すほうが安いとは限らないのか。
その理由のひとつは、自力で修理する場合には「余計な費用」が発生することがあるからです。
ご自分の職業ではない、トイレつまりの修理作業は、ほとんどの人にとって「慣れない作業」です。
つまり、どうしても失敗や悪化といった事態を招くことになる可能性が高い作業なのです。
自力で修理を試みた結果、余計な破損等を起こしてしまうことも珍しくありません。
そんな場合は自力で直すことをあきらめて、結局業者に修理してもらうことになりますから、余計な費用が発生することになるわけです。
私たち業者はトイレのつまりなどの水トラブルに関するプロフェッショナルですから、どのような修理であっても、無駄な破損等を起こすリスクがありません。
見積もりで提示した以上の余計な費用が発生することはないのです。
「業者に修理するとお金がかかる」というイメージは正しくありません。
料金を払うことは、実はそれほど大きなデメリットではないケースも多いのです。
業者によって対応可能な時間帯は異なります。
時間によっては修理に対応してくれる業者が少ないことも覚えておきましょう。
業者がトイレのつまりを
直す料金が高いとは限りません
トイレつまりを自力での修理することは、お金の面でのメリットがあると思ってしまいがちです。
しかし、必ずしもそうではないことをご理解いただけたのではないかと思います。
私たち水コネクトが対応したお客様でも、「最初からプロに依頼しておけばよかった」とおっしゃる方が多いです。
トイレがつまったら、その状況をきちんと見極め、自力で直すのは難しそうだと感じたらためらわずに、早めに業者に修理を依頼してください。
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